Programプログラム

国際コンクール入賞者によるプレミアム・コンチェルト
〜エリザ・ホールへの賛歌 -サクソフォーンに捧げた夢〜

3月1日(土)19:45~ 大ホール

出演:
五十嵐 健太/小澤 瑠衣/平井 亘/山本 航司
金井 俊文(指揮)/JSFスペシャル・サクソフォーン・アンサンブル


20世紀初頭、様々な偉大な作曲家に委嘱をし、現代へと繋がる重要なサクソフォーン・レパートリーを築いたエリザ・ホール。クラシック・サクソフォーンの黎明期、アマチュアのサクソフォーン奏者だった彼女が、サクソフォーンに見た夢とは…
エリザ・ホールが委嘱をおこなった名曲を、輝かしい実績を持つ国際コンクールの入賞者たちのソロと、同じく現代の名演奏家たちが織りなすアンサンブルで、エリザ・ホールがサクソフォーンに捧げた夢と共に、紡ぎます。

プログラム

C.ドビュッシー/サクソフォーンと管弦楽のためのラプソディ
ソリスト:五十嵐 健太

V.ダンディ/コラール・ヴァリエ Op.55
ソリスト:小澤 瑠衣

A.カプレ/レジェンド
ソリスト:平井 亘

F.シュミット/レジェンド Op.66
ソリスト:山本 航司

JSFスペシャル・サクソフォーン・アンサンブル
指揮:金井 俊文
S.Sax.:大城 正司、宮越 敦士、放生 幹也
A.Sax:五島 知美、木村 百花、海老原 美保
T.Sax:貝沼 拓実、中嶋 紗也、陬波 花梨
B.Sax:竹田 歌穂、伊藤 洋夢、西村 魁

編曲:山本 昌幸

監修:佐藤 淳一

出演者プロフィール

五十嵐 健太(いがらし けんた)

群馬県出身。幼いときに父を亡くし、ウクライナ人の母親とともにキ-ウに移住。7歳でサクソフォーンを始める。
ソリストとしてウクライナ、日本、中国、ギリシャ、の多くの都市で演奏会に出演している。
2022年日本管打楽器コンクールサクソフォーン部門第1位、内閣総理大臣賞、特別大賞も受賞、2023年第8回アドルフサックス国際コンクール第5位、など30以上の国際コンクールで入賞している。
2024年9月から公益財団法人ロームミュージックファンデーション奨学生。
公式ヤナギサワ&ダダリオアーティスト。

小澤 瑠衣(おざわ るい)

洗足学園音楽大学成績最優秀賞、セルジーポントワーズ地方音楽院、パリ国立高等音楽院サクソフォン科、室内楽科 第二課程首席卒業。新曲・現代音楽専科第三課程修了。 
日本管打楽器コンクール第2位、国際アドルフサックスコンクールにて女性史上最高位となる第2位を受賞の他、様々な国際コンクールで入賞。
ソリストとしてオーケストラや吹奏楽団と共演し、国内外でマスタークラスやコンサートなどを行う。
Parero Saxophone Quartet、Ensemble Fila Alba、Ensemble Otto Vociメンバーとして国内外にて活動。
これまでにサクソフォンを宗貞啓二、ジャン-イヴ フルモー、クロード ドゥラングル、室内楽を池上政人、ダヴィッド ウォルターの各氏に師事。

平井 亘(ひらい わたる)

第8回アドルフ・サックス国際コンクール(ディナン)第4位入賞。第17回アドルフ・サックス国際コンクール(フランス)第2位。第20回大阪国際音楽コンクール木管楽器部門Age-U第一位。同コンクールグランドファイナルグランプリ。
ソリストとしてザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団、Cascy Phil 、パリギャルドレピュブリケンヌオーケストラと共演。
現在パリ国立高等音楽院サクソフォン科第一課程3年目に在籍。

山本 航司(やまもと こうじ)

山梨県甲府市出身。東京藝術大学を首席で卒業し、パリ国立高等音楽院第2課程サキソフォン科を修了。
大学入学以前より多くのコンクールに入賞し、第37回日本管打楽器コンクールサキソフォン部門第2位(2022)、第10回アンドラ国際サキソフォンコンクール(2024)入賞など多くの実績を積む。ロームミュージックファンデーション2023、2024年度奨学生。現在はパリ国立高等音楽院の即興演奏科に在籍している。

金井 俊文(かない としふみ) 指揮

現在ハンガリーの首都ブダペストを本拠とし、欧州と日本で活動する若手指揮者。2020年よりハンガリー・ソルノク市立交響楽団正指揮者。国立ブダペスト・オペレッタ劇場の副指揮者、ソルノク市立劇場の指揮者を歴任。
2016年、アラム・ハチャトゥリアン国際指揮者コンクールにて特別賞を受賞。審査員のエリザベト・ペンデレツキ氏より、故クリシュトフ・ペンデレツキ氏の作品を本人臨席の下、演奏する機会を与えられる。2019年上毛新聞社より「上毛芸術文化賞」、また2020年にはハンガリーでの活動において「外務省在外公館長賞」を30代で異例授与された。
これまでに、ハンガリー・ブダペスト交響楽団、リスト・フェレンツ室内管弦楽団、ハンガリー国立合唱団をはじめとするハンガリーの主要楽団の他に、ベルリン交響楽団(ドイツ)、ザルツブルグ・オーケストラ・ゾリステン(オーストリア)、フィンランド・クオピオ市交響楽団、シンフォニア・クラコヴィア(ポーランド)、ルガーノ・パーカッションアンサンブル(スイス)、琉球フィルハーモニック、郡山交響楽団、日本音楽集団などと共演している。
桐朋学園大学音楽学部、洗足学園音楽大学大学院と専攻科で指揮、ファゴット、ピアノ、室内楽を学び、ハンガリー国立リスト音楽院大学院指揮科の史上初の外国人卒業生として最優秀の成績でディプロマを取得し卒業。
指揮を秋山和慶、瀬越憲、山本七雄、クルト・マズア、ヨルマ・パヌラ、A.メドヴェツキー、A.リゲティの各氏に師事。日本指揮者協会会員。

佐藤 淳一(さとう じゅんいち) 監修

洗足学園音楽大学を経て、同大学大学院管打楽器専攻首席修了。東京藝術大学大学院音楽研究科博士後期課程修了。在学中から演奏活動を開始し、「B→C リサイタル」に出演するなど活躍する。海外での活動も多くワールド・サクソフォン・コングレスに出演したほか、パリ国立高等音楽院をはじめとする国内外の大学・音楽院でマスタークラスやレクチャー、コンサートを多数行なっている。北海道教育大学旭川校准教授。札幌大谷大学、北翔大学非常勤講師。