ジョシュア・ハイドの世界
3月2日(日)14:30~ 大ホール
出演:ジョシュア・ハイド(Joshua Hyde)/アレックス・ウェイト(Alex Waite)(Pf.)
第3回ジャン=マリー・ロンデックス国際サクソフォンコンクール覇者が魅せる現代音楽
プログラム
ソプラノ・サクソフォーンと微分音鍵盤のための 夜通しの不可視の明滅 (自然原因6) / リチャード・バーレット (日本初演)
all night invisibility flickers on & off visibly (natural causes VI), Richard Barrett
pour saxophone soprano & clavier microtonal (création Japonaise)
アルト・サクソフォーンとピアノのための 理解されぬままで / ジョシュア・ハイド (日本初演)
this understood without, Joshua Hyde
pour saxophone alto & piano (création Japonaise)
※曲目は、変更になる場合がございます。
プロフィール
ジョシュア・ハイド (Joshua Hyde)
オーストラリア出身のサクソフォニスト、即興演奏家、作曲家。同世代のサクソフォン奏者を牽引する1人として、ルネサンス音楽から最先端の実験的な現代音楽まで、積極的に音楽シーンを創造している。
国際的には特に現代音楽の演奏家・即興演奏家として知られており、電子音響トリオ「Replicant」、アコースティックトリオ「triovitrio」、パーカッションとのデュオ「scapgoat」、パリの現代音楽アンサンブル「soundinitiative」、オーストラリアの現代音楽アンサンブル「ELISION Ensemble」など数多くのアンサンブルに参加し、新作の初演や音楽の空間の利用など、新たな可能性を模索している。
2011年より、ヨーロッパを代表する現代音楽アンサンブルの1つであるMusikfabrikのレギュラーゲストアーティストとして参加し、ペーテル・エトヴェシュを含む作品の収録等にも携わる。
パリ国立高等音楽院のサクソフォン科、室内楽科、即興科を修了。シドニー大学にて音楽芸術の博士号を取得。
2011年、第3回ジャン=マリー・ロンデックス国際サクソフォンコンクールで優勝、2014年、ダルムシュタット夏季現代音楽講習会にてクラニヒシュタイン音楽賞を受賞。
ブリュッセル王立音楽院、ウィーン国立音楽大学、グラーツ国立音楽院などで講師を務めた後、2020年よりスイス・ジュネーヴ州立高等音楽院のサクソフォン科、室内楽科の教授を務めている。
毎年7月に開催されるアジア・パシフィック・サクソフォンアカデミー講師。
セルマー・パリ公式アーティスト
アレックス・ウェイト(Alex Waite)(ピアノ)
主に現代音楽の分野で活動しており、オーストラリアの現代音楽アンサンブル、「ELISION Ensemble」のピアニスト。2024年、ベルリン・ドワイト&アーシュラ・マムロク賞を受賞。Kairos、HCR、Wergo、Lisboa IncomumのCDリリースに参加して録音を行うなど、リスボンのEnsemble DMEやドイツ各地のアンサンブルと定期的に共演している。これまでに、ニコラス・ホッジス、ティモシー・ヤング、ポール・リカード=フォード、ジュディ・ホールの各氏に師事。現在、ドイツのシュトゥットガルトを拠点に活動しており、シュトゥットガルト音楽演劇大学(HMDK)およびリスボンのESMLで講師を務める。